« 買いました。 | Main | おやつ。 »

August 08, 2005

読む。

 engokubugyou

 『幕末遠国奉行の日記―御庭番川村修就の生涯
 を読みました。

 御庭番といえば忍者=伊賀者とピンとくる方も多いと思います
 (そんなことはないのでしょうか?)。
 少なくとも、わたしはその中の一人でした(恥)。
 実際は御庭番と伊賀者は全く別の組織です。
 本書は御庭番を神秘の存在ではなく
 幕府の機関のひとつとして、そして、その中で活躍した
 御庭番、川村修就の生涯を日記を軸に構成されています。

 川村修就という人はメモ魔で、日記の類をたくさん残した方らしいです。
 新潟への「遠国御用」ののち、新潟奉行へ抜擢されます。
 本書では、出来すぎではなかろうかとしながら、
 修就のお孫さんの思い出話の
 「じいは笹屋という江戸の飴屋に化けて
 新潟の抜け荷の探索をしたそうな」
 という言葉を収録しております。

 本書には収録されていませんが、
 この言葉にまつわるエピソードで好きなものがあります。
 それは、
 新潟で飴屋に変装し、探索をしていた川村修就が、
 のちに、新潟奉行として赴任したときに、
 新潟の人々が「飴屋が奉行になった」と驚いたというものです。
 確かに、飴屋が奉行になったらさぞかしビックリすることでしょう。
 中には頭を抱えてしまった人もいたのでは?
 遠山の金さんも真っ青なお話ですね。

 でも、論理的に考えると本書の通り
 後からついた話なのではないでしょうか。
 生きているうちに「川村文書」を網羅した本が
 出版されるといいです。

|

« 買いました。 | Main | おやつ。 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38358/5367007

Listed below are links to weblogs that reference 読む。:

« 買いました。 | Main | おやつ。 »