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July 06, 2006

読む。

 Tenpou

 『天保九年の少年群』(南條範夫/講談社文庫)
 を読みました。

内容(「BOOK」データベースより)
賄賂と談合の横行する、腐敗した千代田城の城下で、世の中からはみ出して、貧しく仲間宿にとぐろをまく少年たち―御家人くずれの悪童、妖しい美少年、博打と女遊びに夢中の未熟な放蕩者などの、単純で素朴な生と死。あくどく派手な徳川時代の世紀末に、時代と人間の関りを練達の筆で描く、心に残る名作。
行き場のない少年少女の鬱屈した感情が
ひりひりと胸に沁みました。
あっけない仲間の死などのエピソードは、
アメリカンニューシネマを彷彿とさせます。
しかしながら、この少年群を描いた頃、
南條さんは70歳をこえていたとおもいます。
なのに、少年たちのやりきれない青春をリアルに
描けるとは、頭の下がる思いです。

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