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July 30, 2010

7月・現実逃避のために読んだ本あれこれ・2

ほかならぬ人へほかならぬ人へ
白石一文

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愛するべき真の相手は、どこにいるのだろう?
「恋愛の本質」を克明に描きさらなる高みへ昇華した文芸作品。第二十二回山本周五郎賞受賞第一作! 祥伝社創立40周年記念出版。

言わずと知れた直木賞作品。
個人的には芥川賞を受賞するべき作品のような気がしたが
恋愛小説は直木賞を受賞しやすい傾向があるらしいので
それで、直木賞になったのかもしれない。
何を持って愛するのか。
真実の愛を掘り下げた名著。

ここでちょい映画の感想。
最近までどうにも腑に落ちなかった部分について。

ボーイズ・オン・ザ・ラン [DVD]ボーイズ・オン・ザ・ラン [DVD]

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発行部数60万部を超える花沢健吾原作の同名人気漫画(小学館ビッグスピリッツコミックス刊)の映画化作品。自身も原作の大ファンである峯田和伸がどこまでもまっすぐな主人公・田西を演じる。
田西敏行、29歳。
走れ、泣け、恋をしろ。
「いい人」か「獣」か。「土下座」か「決闘」か。田西の人生が、今、動き出す。

快作。ただし、田西が甘やかされ過ぎているのが気になる。
そして、個人的に納得がいかないのがラストシーン。
田西が愛していた女を電車の中へつき出したとき
転んだ女のパンチらが絶対必要だった!!
しかも、すっごいエロい下着。
それが丸見えになってこそ完結する話だったのでは無かろうか。

悦楽の園〈上〉 (ポプラ文庫ピュアフル)悦楽の園〈上〉 (ポプラ文庫ピュアフル)
木地 雅映子 宇野 常寛

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悦楽の園〈下〉 (ポプラ文庫ピュアフル)悦楽の園〈下〉 (ポプラ文庫ピュアフル)
木地雅映子

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革命家だったとも言われる父と、当時15歳の母とが「妥協」せずに生まれた娘・相原真琴、13歳。妥協に背を向け、クラス内で特殊な立ち位置の優等生へと育った彼女は、ある日、迫害されている同級生・南一に出逢う。彼の描く絵は、周囲には理解できない特殊なものだった―。孤高の青春を生きる少年少女たちが出逢い、時に傷つけ合い、時に惹かれ合う様を軽妙な筆致で綴った、圧倒的な青春小説
なんで、生きづらいんだろう。

ヒロインは中学生の真琴。「空気」でごまかしながら
生きることを軽蔑し、「正しく引きこもる」強さを
身につけている少女だ。

上記の惹句にだまされた。「正しく引きこもる」強さを身につけている少女だ」
と書いてあったのでいつ引きこもるのだろうかと思って読んでいたが
一向に引きこもらない。
というか、ただの不登校だった。
引きこもりと書けば若者の心をつかめるとでも思ったのだろうか。
ただし、作品自体はよかった。
真琴は幼くして運命の人と出会ってしまったのだ。
純愛と熱に浮かされたような迸る愛情。
しかも、それをライトノベルでやってのける筆力には圧倒された。
二人の常識にとらわれない聖地はもう目の前に広がっている。

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